こんにちわ、小山です。
7月18日、西和賀高校では、被災地ボランティアとして釜石へ行ってきました。
まず、釜石市社会福祉協議会で、当時の映像とともに防災センターの方のお話を聞きました。
釜石市では、現在でも行方不明の方が152人もいるのだそうです。
すべて津波による被害で、当初は3メートル以上の津波がくるとのことでしたが、実際は10メートル以上で場所によっては20メートルにも達しました。
震災当時は多くのボランティアの方たちが来て、支援物資の仕分け・ガレキの撤去・炊き出しなどしてくれたそうです。
お話ししてくれた方は、
「今はガレキ等が撤去され閑散としています。しかし、震災前の風景が思い出せなくなり、風化してきていると報道されます。私たちが出来ることは、被災地のことを忘れないこと。また被災地で製造したものを購入することも支援の一つだ」
と高校生に訴えました。
午後からは、「菜の花大地復興プロジェクト」の取り組みとして、津波により浸水した鵜住居地区に菜の花を植えるため、草刈の作業を行いました。
【菜の花大地復興プロジェクトの目的】 ※東日本震災復興支援プロジェクトHPより抜粋
・地域住民と連携して菜の花を咲かせ、元気のでる明るい景観造りをめざす
・津波による塩害、荒廃している土地のガレキ撤去と塩分除去により土壌浄化をめざす
・可能な限り菜の花から油を絞り、地産池消のエネルギー生産のきっかけつくりを行う
周りはすごい草で、高校生たちはなれない手つきで鎌を片手に草を刈りました。
草だらけの敷地はきれいに整備され、そこに菜の花を植えるそうです。
汗をかきながら高校生たちは被災地のために一生懸命やっていました。
来年の春には菜の花がたくさん咲いているでしょうね。
今回の活動を通じ生徒たちは、防災について、また被災地復興の支援について、改めて意識が高まった様子でした。
今後も、継続的に被災地の復興支援に取り組んでいってもらいたいと思います。