りんどうは、漢字では「竜胆」と書きます。
音読みの「りゅうたん」が、いつの間にか「りんどう」になったといわれています。
この草の根が胆汁のように苦く、その苦味が特別強いので、最上級を表す「龍」の字を冠して名づけられたとも、また、ただ単に龍の胆のように苦いから、という説もあります。
その根は薬用になり、苦味健胃剤として広く使われ、また、各国でも薬草として昔から重用されてきました。
山野に自生しますが、オリジナル品種などの栽培も盛んに行われています。
岩手県はりんどうの生産量が全国1位を誇り、その中で西和賀町は県内2位の生産量です(H23年度実績)。
西和賀のりんどうは、冷涼な気候で昼夜の温度差が大きいことから、花色が濃く色鮮やかなのが特徴です。