フクジュソウ

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西和賀町では春を迎え、雪が解けて地面が現れてくると、日当たりの良い山野などに黄色い花のフクジュソウ(福寿草)が咲き始めます。

雪の少ない地域では、2月の旧正月の頃に咲きはじめることから、「元日草(がんじつそう)」や「朔日草(ついたちそう)とも呼ばれています。

地面から花茎を出し、その先端に径3cmほどの丸い花を1~数輪、真上に向かって咲かせます。

パラボラアンテナのような緩いお椀型の花の形は、日射しを中心部分に集めて空気を暖め、受粉をしてくれる虫を誘ったり、虫の動きを活発にさせる役割があるのではないかといわれています。

盗掘などにより個体数が減少しており、いわてレッドデータブックではBランク(絶滅の危機が増大している種)に選定、保護されています。

 

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