カキドオシ(垣通し)は、シソ科カキドオシ属の多年草です。別名:カントリソウ(癇取草)。
日本全土の草地や道端などに見られ、茎が長く横に這い、所々から根を下ろします。
葉の脇に、唇型で薄紫色の花を咲かせ、紅紫色の斑点が特徴です。
花期ののち、伸び上がった茎が蔓状となり、隣地から垣根を通して侵入してくるという意味から名前が付けられました。
全草を乾燥させたものは生薬として利用され、子供の癇の虫に効くとされてきました(別名のカントリソウはここから由来します)。
また、抽出物は漢方薬やダイエット茶とされることもあります。