こんにちは!川村です。
暑かった夏も終わりを,迎え、西和賀も徐々に秋を迎えようしております。自然の恵みが豊かな西和賀町の秋の恵みといえばなんと言ってもきのこ!
今回は、たくさん種類があるきのこ中で、今の時期から生え始める“とびだけ(とんびまいたけ)”をご紹介します。
今回の取材は、西和賀の山のきのこ採り歴30年の名人、佐々木昭見さんにお願いし、きのこ採りに同行させていただきました。
とびたけは、ブナの木などの根元に生えますが、気候などの影響によって全く発生しない年もあれば、多く発生することもあるそうです。
きのこ採りですから、山登りのような、ただ登山道を歩くというわけには行きません。きのこを目指し、道などあるはずもなく、草を分け入って進みます。足元も悪ければ急斜面を登ることも多々あり、かなりハードな取材となりました。
師匠の昭見さんに置いていかれそうになりながら、何とか後についていき、山中を探すこと一時間・・・ついにお目当てのとびだけを発見!!
昭見さんも、何時間山の中を探しても、見つからず終わることも多々あるらしく、1時間くらいで採れるのは凄いことなんだそうです!しかもこの大きさ!これが西和賀の天然とびだけです。
険しい道のりを苦労して登ったかいがありましたね。
天然のとびだけは、収穫した時点ではまだ色は白いのですが、下山する間に手や木・葉っぱなどに触れた部分が黒く変色しますが、味にはなんの影響はありません。
そんな素晴らしい大きな天然とびたけお土産に持って帰って、スタッフが帰宅してまいりました。かなり疲れた様子・・・・お疲れ様でした。
ここからは、私とバトンタッチ!最高級のとびだけを調理していきたいと思います。
調理に取り掛かる前に、まず、収穫してきたとびたけを水に3時間ほど浸して、十分に汚れを落とします。
それから料理スタート!!まずは、“とびだけの炊き込みご飯”から作っていきます。
① ゴボウ・人参・油揚げ・とびだけをお好みの大きさに切っていきます。
② 洗っておいたお米の上に、①の食材を入れます。
③ そこに醤油50cc、みりん大さじ1、ゴマ油大さじ1を入れる。
あとはスイッチON!炊き上がるのを待つのみ!!!
炊き込みご飯が出来上がるのを待っている間にもう一品!
“とびだけとナスのピリ辛みそ炒め”です。これも簡単。
① ナスととびだけをお好みの大きさに切っていきます。
② ゴマ油でとびたけとナスを炒めていきます。
③ 火が通ったら、唐辛子小さじ1、みそ大さじ1
これで完成です。
炊き込みご飯も炊けたみたいです。
とびだけは香りが強いので、炊き込みご飯にすると、美味しい香りがいっぱいに広がります。また食感もコリコリとした歯ごたえで、炒め物にすると食感を楽しみながら美味しくいただく事が出来ます。 今回の逸品、「とびたけご飯と、とびたけの辛味噌炒め」の完成です。
今回ご紹介した料理のほか、煮物や佃煮にしても美味しいですよ!
これから本格的な秋のシーズンになると、西和賀町の産直や駅前の商店には、天然の山採りきのこが沢山並びます。また、10月12.13日には、西和賀町の秋の恒例イベント湯川温泉きのこまつりが行われます。
ぜひ皆様西和賀町に遊びに来てはいかがですか?お待ちしております。