「すし漬け」とは、ほっけやカブなどの魚や野菜を酢や麹を使い、味付けした料理。
酢の酸っぱさを麹のまろやかさで包み込んだ、何ともクセになるメニューです。
実は、この味付けは冬でも魚を食べられる様にしたいと伝承されてきた先人の知恵。
今回は、そんな尊いメニューを岩手県知事認定の食の匠高橋節子さんに作り方を教えていただきました。
作り方
材料(家庭料理のため量は目分量です。)
ホッケ、カブ、人参、ふのり、カブの葉、笹の葉、酢、麹、ご飯、塩、ザラメ(お好みで)
1、3枚に下ろしたホッケの骨と皮を取って一口大に切る。
2、酢を薄めたものに骨と切り身を漬け一晩おく。
3、カブを1.5㎝の厚さに、人参は花形に切る。
4、ふのり、カブの葉を小さく刻む
5、ご飯と麹を混ぜ、一晩おいたものに塩を混ぜる。
6、樽にカブ、ホッケ、人参、ふのり、麹の順に乗せ何段か重ねて笹の葉で蓋をして重しをする。
10日から15日ほどで、すし漬けが完成します。
すし漬けは、家庭の味。お好みの分量で自宅の味を研究してみるのも楽しいかもしれません。
また、高橋節子さんは「すし漬け」を始めとした様々な西和賀の料理を人に伝える事がお好きで、自らが講師となり体験学習の運営もしていらっしゃいます。西和賀の逸品「すし漬け」ぜひ、ご賞味ください。