太田八幡宮の境内に、町天然記念物に指定された大銀杏があります。
高さ約28m、幹回りは7mあり、樹齢は約1,000年とも言われています。
寛治元年(1087年)、旅の修験者、重覚院という人か来たときに記念樹として植えられたという説と、八幡太郎義家が秋田から山を越えてきた時、銀杏の枝を杖にしてきて、逆さに挿し植えたとして逆さ銀杏と言われるようになったという説があります。
この大銀杏が紅葉し、葉が全部落ちてから21日目に根雪が降ると伝えられ、また葉の色づき方でで翌年の天候が予想されるともいわれます。
この木の幹には「乳瘤(ちちこぶ)が下がり、母乳の出ない母親がこの銀杏に願を掛けたら母乳が出るようになったという言い伝えなど、昔から地域の生活と結びついている不思議な神木です。