西和賀町の冬の風物詩、『雪あかり2014 in にしわが』が2月8日(土)夜、開催されました。
雪国のイメージアップと観光振興を目的とし、1992年に旧湯田町でスタートしたこのイベント。
合併による西和賀町誕生後の2006年からは沢内地区にも拡大し、冬の恒例行事となっています。
今回は、町内の協力団体と全世帯に、過去最高の約18,000本のロウソクが配られました。
日中には、ほっとゆだ駅前で製作体験が行われ、観光客の皆さんが思い思いのミニ雪あかりを作りました。
自分が作った雪あかりに火が灯されれば、いい思い出になりますね。
そして、日が暮れ町中が暗くなってくると、雪あかりに一斉に火が灯されました。
駅前広場の雪あかりは、まるでおとぎ話の世界のよう。
訪れた皆さんには、暖かい豚汁や甘酒などが振舞われました。
左草地区から下前地区にかけてのあかりの小径は、多くの方が訪れる人気スポット。
街灯のない林道が、この日ばかりは優しい炎が明るく照らします。
錦秋湖サービスエリアでは、雪あかりの内部にもひと工夫。
かわいい動物たちが、休憩に立ち寄った人たちを迎えます。
照明が消された町営湯田スキー場では、たいまつスキーが行われました。
たいまつの炎が一つ、また一つと増え、炎の列がゲレンデを煌々と照らしていました。
イベントも盛りだくさん。
百年座太鼓や湯本鬼剣舞などの郷土芸能では、寒さに負けない勇壮なパフォーマンスが披露されました。
特別養護老人ホーム光寿苑の利用者さんは、雪見ぞりで雪あかり鑑賞。
大忙しのニシワガー。
この日は餅まきに駆けつけ、集まった子供たちの声援を受けていました。
こちらは湯田地区の雪まつり会場。
きらびやかなペガサスの雪あかりが作られたのステージ前は、屋台村が賑わいを見せ、空には鮮やかな冬花火。
その他各所に、大小さまざまな雪あかりがオレンジ色の炎を揺らし、幻想的な空間が町中に広がりました。
町中の人たちがみんなで作り上げた、一夜限りの夢の世界。
凍てつくような寒さの中にも、なぜか心が温まる思いでした。
そして、雪あかりに照らされた人たちの笑顔が、とても印象的な夜でした。
(さとう)