先日、冬季閉鎖となっていた県道12号が開通しました。
沢内と花巻を通じる県道12号線は通称『銀河なめとこライン』と呼ばれています。
『なめとこ』と言われてピンときたアナタは、相当の賢治通ですね。
そう、宮沢賢治の童話『なめとこ山の熊』の舞台といわれる、なめとこ山から由来されている愛称です。
ちなみにそのなめとこ山は、西和賀町から花巻市に5kmほど入ったところにある幕舘橋(まくだてはし)の上から眺めることができます。
橋の上の案内板に描かれた、山の稜線を合わせると…
こんな感じで、なめとこ山の場所を特定できます。
場所によっては、このように道幅が狭くなっています。
待避場がいたるところに設けられていますが、対向車には気を付けてお通りください。
この時期は窓を開けて走れば、道路沿いに流れる川のせせらぎと、エゾハルゼミの鳴き声、そして林を吹き抜ける爽やかな風を感じることができます。
また、この道路は9日に開催される『いわて銀河100kmマラソン』のコースとなっています。
起伏が激しいですが、木漏れ日の中を走るのは気持ちいいでしょうね。
前述の幕舘橋を過ぎると、道路右側には豊沢湖が広がり、またその先に花巻温泉郷へと繋がります。
西和賀と花巻の、温泉のはしごなんていうのもいかがでしょうか?
温泉と爽やかな自然、そして賢治童話のロマンを感じになめとこラインに来てください。
(さとう)