みなさんこんにちは!小山です。暑い日が続きますね…。
7月22日西和賀高校全校生徒106人が被災地ボランティアとして、釜石市を訪れました。
釜石市社会福祉協議会の方をお招きし、被災当時の写真とともに【岩手県釜石市「津波てんでんこ」の教訓から学んだこと、震災時から被災者支援の取り組み】についてお話を聞きました。
釜石市はすべて津波による被災が多く、多くのものを失いました。
当初は3メートルの津波がくるとのことでしたが、実際は10メートル以上、場所によっては20メートルにも達しました。
釜石港湾口防波堤は5.6メートルの津波に対応する構造だったため、防波堤があるから大丈夫と思ってしまった方も多くいたそうです。
震災当時のガレキはほとんどなく、少しづつではありますが、復興している様子が見られました。
震災時の風景が思い出されることなく風化してきているのが現実です。
私たちが出来ることは、被災地のことを忘れないことだと思いました。
「自分の命は自分で守れ」・避難訓練の大事さを生徒たちに訴えました。
午後からは移動し、鵜住居地区へ。
菜の花畑から広がる持続可能な地域づくり 地域活性型循環自然再生エネルギープロジェクト。
※みちのく仕事HPより抜粋
一般社団法人ユナイテッドグリーン・代表山田周生さんは日本一周をしていた最中に花巻市で大震災に遭遇。
多くの方がガソリンに困っている中、廃油を使用したエコ燃料の力で物資配給など支援活動を行ったそうです。
この経験により「今こそ東北被災地から循環型エネルギーとくらしを実現・発信すること」と強く感じ現在、被災地に居住を続け活動を行っています。
今回、西和賀高校生徒たちは「菜の花大地復興プロジェクト」のお手伝いをしました。
菜の花大地復興プロジェクト ※みちのく仕事HPより抜粋
被災農地などを活用し、菜の花を植え搾油し、無農薬無添加のなたね油を全国へ販売。
菜の花は食料(菜花と油)にもなれば、景観も美しく、油は緊急時に燃料になります。
多くの利点を活かしながら、地域力を向上し災害に強い地域づくりにつなげます。
津波により浸水した鵜住居地区に菜の花を植えるため、草刈の作業を行いました。
生徒たちは学年ごとに分かれ、作業へ。
慣れない手つきで、鎌を片手に一生懸命作業に取り組んでいる様子でした。
生徒たちが整備した敷地に菜の花を植えるそうです。
来年の春にはたくさんの菜の花が咲いていることでしょうね。
今回の活動を通して、被災地への思いを改め自分たちのするべきことを考え、防災への意識を高めた様子でした。
今後も被災地の復興支援に取り組んでいってもらいたいです。