こんにちは、小山です。
西和賀の寒さも厳しくなり、積雪の記録も更新中!
そんな寒さの中、町の無形民俗文化財に指定されている湯之沢裸まつりが1月12日に開催されると聞き、取材に行ってきました。
毎年旧暦12月12日の夜に、山の安全・豊作と無病息災を祈願するため、勇ましい男性達がついたお餅を神社に奉納し、そのまま川にとび込み身を清めるという湯之沢地区に伝わるまつりです。
公民館では、地域の方々と参加者の男性達が上半身裸になって餅つきをしていました。
今回の参加者は、町内外から過去最高の32人。
なかには東京からの参加者もいました。
男性達がついたお餅にお母さん達があんこをまぶして「力餅」を作り、それを神社に奉納します。
神社の中で男性達は下帯姿に着替え、掛け声と共に500m離れた沢まで一気に駆け下りそのまま川にとび込みます。
雪の降る中、参加者全員で手を繋ぎ、3度肩まで水の中に入り身を清めました。
再び走って神社に戻るころには、完全に冷え切った体からは、湯気がたっていました。
参加した方の話にとると、「川の中も辛いが、帰りの足が、一番辛い」とおっしゃっていました。
公民館では、お母さん達が直会(なおらい)の準備をしていました。
地域の方達と参加者たちで、乾杯!
皆さん、盛り上がっていました。
初めて見ましたが、寒さも忘れるくらい熱く迫力あるまつりでした。
昔からの伝統行事が、今に受け継がれ色々な地域の人達との交流がある、とても素敵な事だと思いました。
※この様子は、動画ニュースでもご覧いただけます。