暦の上では、もうそろそろ「でぃっせんばー(12月)」。
先週の初雪から、西和賀も肌寒い日が続きます。
雪深い西和賀では、冬季休業のお店がいくつかあります。
その中の一つが、沢内の銀河高原ホテルの近くにある
『母ちゃんの店 わがや』。
古民家を移築した、落ち着くたたずまいのレストランです。
今月いっぱいで今年度の営業が終わるとのことで、さっそくお邪魔してきました。
西和賀FANの事務所がある湯田庁舎と、わがやのある沢内の貝沢地区とでは、同じ町内でも標高が250mも違うので、積雪量が違います。
聞くところによると、先週の初雪がそのまま根雪になっているのだとか。
木のぬくもりが心地よい店内に、今ではあまりお目にかかれないような箪笥や火鉢などがあり、いっそう趣きを引き立たせます。
手書きのポップやメニューも、温もりを感じさせてくれますね。
こちらの定番メニューが、「母ちゃん定食」(1,000円)。
十割そばに西わらびなどの天ぷら、おにぎり、お煮しめ、漬物など、西和賀に古くから伝わる郷土料理をふんだんに味わえます。
これに身欠きにしんの甘露煮と、西わらびを丸ごと一本だし醤油に漬けた姿ぞえがついた「父ちゃん定食」(1,200円)もおすすめです。
さらに今日は、「へっちょこ団子」(200円)もプラス。
もち米の米粉を練り、へっちょこ(おへそ)のようにくぼませて作ったお団子は、滑らかな味わい。
甘みを抑えたお手製のあんこともよく合います。
そば茶との相性も抜群!
またこの日は、ビスケットの天ぷらもサービスしてくれました。
「今日は雪深い中、わざわざ来てくれたお客さんに何かサービスしたくてねぇ」と、嬉しいお言葉。
お腹だけでなく、心も満たされました♪
わがやさんの今年度の営業は、今月30日まで(水曜日定休)です。
古民家の雰囲気と、昔ながらの郷土料理。
そして、母ちゃんたちの笑顔に会いに行ってみてください。
(さとう)