8月16日、新町舟っこ流しが新町地区でおこなわれました。
ご先祖様の御霊をお迎えし、五穀豊穣を祈願した伝統のこの行事は西和賀町民俗無形文化財に指定されています。
新町地区の方はもちろんですが、毎年他の地区からも多くの方が参加し、恒例行事として毎年送り盆の8月16日に行われているものです。
地域の方々がこの日の為に7月から、ひとつひとつ手作りでワラを編み大きな船の制作や祭典行事の準備を行ってきました。
大小の舟があり、大きい舟は大人が担ぎ、小さい舟は中学生が担ぎ、太鼓の音と共に稲荷神社まで新町地区内を練り歩きます。
公民館にて出航式を行い、舟のロウソクに火を灯し、いよいよ出発です。
半被姿の若者が「わっしょい」の掛け声と共にワラの舟を担いで練り歩きます。
途中休憩所があり、飲み物やお菓子などの振る舞いもあります。
また、古くから沢内地方で伝わる歌にのせ子ども達の踊りを披露しました。
舟が到着しました。
到着地点稲荷神社では迎え火が燃え上がり、お出迎え!
舟からワラを取り外し、迎え火と共に燃やします。
その後、迎え火を囲み盆踊りが盛大に開かれました。
少子化が進み人口もどんどん減少しているため、担ぎ手なども少なくなってきていますが、他の地区の方々もたくさん参加し、こうして伝統行事が受け継がれています。
これからも途絶えることなく、守り続けてほしいですね。