こんにちは、小山です!
8月16日、新町舟っこ流しが行われると聞き取材に行ってきました。
この行事は、ご先祖様の御霊をお迎えし、五穀豊穣を祈願した送り盆の行事で西和賀町民俗無形文化財に指定されています。
舟は地域の方がひとつひとつワラで編んで作り、そこにロウソクを立てます。
大小の舟があり、大きい舟は大人が担ぎ、小さい舟は中学生が担ぎ、太鼓の音と共に新町地区内を練り歩きます。
公民館にて出航式。
祭りに関しての注意事項などの説明の後、景気付けに鏡開き!
参加者全員で成功を祈り乾杯!
少子高齢化が進み、担ぐ人が減り、一人にかかる重量が大きいと話してくれました。
いざ掛け声をかけ、舟を担ぎます。
この日は新町街道を通行止めにし、各家庭では送り火が焚かれていてとても幻想的な雰囲気でした。
各家で参加者にお振舞が準備されていて、担ぎ手の方たちにお酒やジュースなどを振る舞い労い、また昔から沢内地方でうたわれてきた歌に子どもたちが踊りを披露しました。
稲荷神社へ向かいます。
到着後、花火が!
舟を燃やしその火を囲み盆踊りをスタート!
さわうち百年座の太鼓を先頭にたくさんのお客さんが輪に加わり大きな輪ができました。
実行委員長の佐藤さんは「伝統行事を続けていくのは難しい。少子高齢化で担ぎ手も少なく他の地区から手伝ってもらっているんだよ」と私に話してくれました。
初めて見た舟っこ流しは、幻想的でとても素敵でした。
伝統行事を受け継いでいくのは大変なことだとは思いますが、これからも守り続けてほしいと思いました。