西和賀町合併10周年記念
『名取裕子版 みちのく巡礼話芸劇場 松尾芭蕉『おくのほそ道』～奥州路編～』
10月10日、銀河ホールにて名取裕子版 みちのく巡礼話芸劇場 松尾芭蕉『おくのほそ道』が行われました。
今年は西和賀町合併10周年を記念し、女優・名取裕子さんをお招きしました。
みちのく奥州路から北陸を巡る俳句吟行の紀行を名取さんの朗読、筑前琵琶・三味線・ドラム・ピアノ・パーカッションの生演奏。
筑前琵琶・高橋旭盛さんによる演奏で静かな雰囲気の中、琵琶の奏でる音とともにはじまった『おくのほそ道』。
「月日は百代の過容にして行きかふ年もまた旅人ばり」と名取さんの朗読。
スクリーンには、その場面にあった写真が映し出されています。
ドラム・柿崎幸史さんは作編曲も担当。
柿崎さんが手がけた音楽に三味線・菅原聡さんの素晴らしいバチさばきと力強い三味線、パーカッション・高橋若菜さんの優しい木琴などの音色で、今回のスペシャルユニットとして朗読を盛り上げました。
朗読から、演奏から、写真からと松尾芭蕉が書き綴った俳諧紀行が、繰り広げられ見るものを魅了。
特別出演で、世界遺産・平泉の毛越寺に伝わる、国指定重要無形民俗文化財・延年の舞も披露されました。
最後は、西和賀町保育園・保育所の年長さんたちによる合唱。
名取さん、演奏のみなさんに大きな拍手が送られ、幕は閉じました。
朗読・舞・演奏が美しく調和。日本文化のすばらしい魅力に触れながら、とても素敵な時間を過ごすことができました。
