先に言っちゃいます。
中尊寺ハス、咲きましたー!!!
中尊寺から株分けされて1年と3か月、とうとう西和賀のハス池公園にも大輪の花が咲きましたよ!
それでは、前回の観察日記の後の様子から、順を追って…(焦らしますよー)
7月17日(火) てんき:くもり
ハス池で2番目に出てきたつぼみが、だんだんと膨らんで、いちばん大きくなってきました。
葉っぱの傘をさしていたつぼみです。
目を移せば、トンボの下にヤゴの抜け殻が。
そのそばでは、一生懸命に池にタマゴを生み落すトンボ。
色々な新しい命が、ハス池で生まれています。
ハスたちもガンバレ!
7月19日(金) てんき:はれ
池の中を覗くと、元気に泳ぎ回るオタマジャクシのそばで、新しい芽を発見!
水面から顔を出そうと頑張っています。
7月22日(月) てんき:くもり
いちばん大きなつぼみに、今日もシオカラトンボ君が寄り添います。
「もう少しだよ、ガンバレ!」
隣のつぼみには、2匹のイトトンボ君。
しかし、よ~く見ると、2匹だと思っていたら、1匹と抜け殻でした。
人の気配を感じても、じっとしています。
おそらく、脱皮したばかりなのでしょう。
今日も、新しい命がまたひとつ。
7月23日(火) てんき:くもり
昨日のシオカラトンボ君は、元気に旅立ったようです。
抜け殻だけが残っていました。
いちばん大きなつぼみは、まだ咲きません。
奥に見える葉っぱは、葉枯れが目立ってきたのが心配です。
7月25日(木) てんき:雨
葉っぱの裏に、またヤゴの抜け殻を発見。
抜け殻の主は、きっと元気に西和賀の空を飛び回っているでしょう。
やっぱり、葉枯れが心配…。
7月28日(日) てんき:雨
いちばん大きなつぼみ、下の部分が開きかけてきています。
今週くらいに開花するかな?
ちょっと期待が持てます。
7月30日(火) てんき:くもり
遠くからでも見える、鮮やかなピンク色。
やったーーー!
ついに、ついに中尊寺ハスが咲きました!!!
可憐に、かつ堂々と、大輪の花が西和賀の空に向かって開いています。
ピンク色のグラデーションと、黄色の花托(かたく)のコントラストが実に見事です。
ハチ君にとっても、はじめて見る花なのでしょう。
どこからか見守っていたのかもしれません。
待望の開花に喜び、おしべにじゃれ合って遊んでいるようにも見えます。
中尊寺で、800年もの眠りから覚めたハスが、ここ西和賀の地でも花開きました。
かつて、平泉の黄金文化を支えたといわれる西和賀。
現在においても、その繋がりを強く感じさせられます。
それから、新しいつぼみの仲間が、とうとう水面から顔を出していました。
これで開花1、つぼみ6です。
もっと花を咲かせて、ハス池を賑やかに彩ってほしいですね。
(さとう)